幼稚園とは

   
幼稚園は子どもが初めて出会う学校です。
 幼稚園も学校教育法に基づく「学校」です。満3歳から小学校入学前までの子どもが通うことができます。
 
幼稚園では“遊び”を重要な学びの場として取り組んでいます
 子どもは楽しく遊ぶことで、その遊びの中から様々なことを学び、創造力を高め、感性を豊かにし、基本的生活習慣を身につけます。
 
小学校以降の学習の基盤を培います
 幼稚園の“遊び”の中には、ことばや数、社会性や自然環境が含まれ、学ぶ力を育みます。
 
預かり保育も行っています
 共働き世帯が多い今の時代、ほとんどの幼稚園では通常の保育時間後や夏休み等の長期休暇中も預かり保育を行っています。今の幼稚園では、保育園のような長時間の預かりに対応した「幼児教育+保育」というスタイルが一般的です。
 
地域の子育てセンター
 地域とのネットワークにより、地域の事業に参加したり、子育て相談や子育て情報を提供し、地域の子育てセンター的な役割も担っています。
 
 幼稚園の教育内容については、各幼稚園独自の教育理念や建学の精神の下、文部科学省が示した『幼稚園教育要領』に基づいた詳細なカリキュラムにより実施されます。
   
 川越地区(川越市と川島町)には23の私立幼稚園と9園の認定こども園があります。(川島町の私立幼稚園は1園のみ)文部科学省が示す『幼稚園教育要領』、内閣府が示す「幼保連携型認定こども園教育・保育要領」を基に、それぞれの教育観と建学の精神により、それぞれの特色を持って運営されております。
川越地区の幼児教育の歴史は古く、私立学校令が公布された2年後の明治34年には、県内初、全国にも先駆けて川越市内に私立幼稚園が設立されました。
川越地区私立幼稚園協会は、川越市と川島町のすべての私立幼稚園・認定こども園が加盟し、互いに競い合いながら協力し合い、地域の応じ教育の振興と発展を目指しています。さらに全埼玉私立幼稚園連合会、全日本私立幼稚園連合会という上部組織と連携し活動しております。
 

従来型幼稚園と新制度幼稚園の違い

従来型幼稚園と新制度幼稚園の違い
 
 
../kawagoeshiyo/sozai/picimg\title03.gif
 
../kawagoeshiyo/sozai/picimg\subtitle01.gif
  幼稚園も学校教育法で定められた学校の一つです。
  平成18年に改正された教育基本法では、幼児教育の重要性から、幼児期の教育と家庭教育に条文が加えられました。それを受けて学校教育法も改正され、旧法ではもっとも最後に規定されていた幼稚園を、新法では最初に規定しております。
  幼稚園で学ぶ内容は、小学校や中学校のように「国語」とか「算数」といった学科はありません。高度な技術や、進んだ知識ではなく、誰もが、生きていく上で絶対に必要なことばかりです。-先生のお話しをよく聞くこと-誰とでも仲よくすること-遊んだ後はちゃんと片付けること-約束やルールは守ること-なんでも好き嫌いせずに食べること-間違ったことをしたり、人を傷つけたらごめんなさいを言うこと- など。
  もし、大人になって、幼稚園で学ぶことのどれかひとつでも欠落していたら、その人は人格者とは言われないでしょう。人が人として生きていくうえで、もっとも基本的なことを学ぶ学校、それが幼稚園なのです。
 
../kawagoeshiyo/sozai/picimg\subtitle02.gif
  幼稚園では、日常生活の中で体験する様々なことを通して、文部科学省が示す「幼稚園教育要領」と、それぞれの建学の精神や教育論に基づきカリキュラムを立案し、一人一人に即した教育を行っています。
  文部科学省が定めた「幼稚園教育要領」では、幼児の発達を総合的にとらえ、適切な環境を与えて、幼児の生活の中心である『遊び』をとおして、心身の発違を助長するよう定めています。
  また、幼児期に育つことが期待される心情、意欲、態度などの『ねらい』と、それらを達成するために教育すべき『内容』を幼児の発達の側面から、次の5つの領域にまとめています。

①心身の健康に関する領域『健康』
②人とのかかわりに関する領域『人間関係』
③身近な環境とのかかわりに関する領域『環境』
④言葉の獲得に関する領域『言葉』
⑤感性と表現に関する領域『表現』

  これらの『ねらいと内容』が、幼稚園の生活全体をとおして、様々な体験の積み重ねのなかで、相互に関連をもちながら次第に達成に向かうよう教育することを求めています。
 
 さらに、平成30年に改正された「幼稚園教育要領」では、小学校教育への円滑な接続を見据え、「幼児期の終わりまでに育って欲しい姿」として次のような10項目を目安としています。
 
①健康な心と体 ②自立心 ③協同性 ④道徳性・規範意識の芽生え ⑤社会生活との関わり
⑥思考力の芽生え ⑦自然と関わり・生命尊重 ⑧数量や図形、標識や文字などへの関心・感覚
⑨言葉による伝え合い ⑩豊かな感性と表現
 
ただし、これらは就学までに達成すべき目標ではありません。子どもの成長には個性やそれぞれのペースがあり、発達や学びは幼児期から児童期を通じて連続し、将来へとつながっていきます。一人一人の子どもの発達や学びを切れ目のないようにつなぎ、次の段階で一層発展できる教育・保育を目指しています。
 
../kawagoeshiyo/sozai/picimg\subtitle03.gif
  保育園が、家庭での保育に欠ける乳幼児を保育することを目的とした施設であるのに対し、幼稚園は、前述のような目的をもった教育機関であり、概ね午後2時で降園時間となります。
  しかし、社会や家庭環境の変化に伴い保育二一ズも多様化し、幼稚園に対しても長時間保育を求める声が大きくなってきました。そこで、幼稚園の教育時間を超えてお子様を預かり、子どもにとっても、保護者にとっても、よりよい教育を目指して、預かり保育(長時間保育)を実施し、共稼ぎでも、家業に専念していても、安心して通園させられる幼稚園が増えています。
  また、兄姉の学校行事、冠
婚葬祭、通院や介護などの日に臨時に預かる一時預かり制度などを実施したり、夏休みなどの長期休業中も預かり保育を実施し、ほぼ保育園と同じような保育時間と保育日数を設定し、川越地区の幼稚園は、幼稚園+保育園といった形態となっております。
 
../kawagoeshiyo/sozai/picimg\illut_piyos.gif
<<川越地区私立幼稚園協会>> 〒350-1101 川越市的場1904-11
   みよしの幼稚園内 TEL:049-232-8870